スープ作家 有賀薫さんのごちそう鍋レシピ第二弾は、鶏の水炊きです。骨付き鶏もも肉のおいしい出汁は体温まるとっておきのスープです。まずはそのまま楽しんで。そのあと、薬味やポン酢で楽しみます。そして水炊きの〆は定番の卵雑炊。さあ冬の味覚を楽しみましょう。
薬味たっぷり鶏の水炊き
▼材料(4人分)
【スープ】
- 鶏の骨付きもも肉ぶつ切り 500g
- 昆布 5㎝
- しょうが 10g
- 長ねぎの青いところ 少々
- ブリタの水 1,200mL
- 塩 小さじ1/2
【具材】
- 鶏ももひき肉 300g
- 白菜 1/6個
- 長ねぎ 1本
- 水菜 3~4株
- 生しいたけ 5~6個
- 豆腐(もめん) 1/2丁
- <調味料>塩 醤油 適宜
- <薬味>青ネギみじん切り ゆず(すだちやかぼすでも) 柚子胡椒 ポン酢
※〆は、ごはんと卵で卵雑炊に
作りかた
1:スープを作る
鍋に鶏もも肉、長ねぎ、しょうがを入れ、水を注いで火にかける。沸騰したら昆布をとり出してアクをすくい、火を弱めて1時間ほどゆっくり煮込む。スープに塩小さじ1/2で薄めに調味する。
2:
鶏ひき肉は塩少々(分量外)を加えて粘りが出るまでこね、長ねぎのみじん切り、しょうがのすりおろし、ブリタの水大さじ3を加えて混ぜる。ほかの食材はそれぞれ、食べやすく切る。
3:
土鍋に鶏もも肉と野菜、豆腐を並べ、スープを加えて火にかける。沸騰したら、2の鶏つくねのたねをすくって落とし、一緒に煮込む。
食べる時には、ポン酢や薬味を添えてお召し上がりください!
この鍋の〆は雑炊で!
残った具材を取り除いたら、洗ったごはんを加え、煮立てる。味を見て醤油で調味し、溶きたまごを回し入れ、青ねぎを散らしたら出来上がり。
レシピ提供:有賀 薫 スープ作家
約10年間3500日以上、毎朝作り続けたスープを土台に、シンプルで作りやすいスープのレシピと暮らしの考え方を各種メディアで発信中。雑誌・ウェブメディアの連載多数。著書に『スープ・レッスン1.2』(プレジデント社)、『朝10分でできる スープ弁当』(マガジンハウス・2020年レシピ本大賞入賞)、『有賀薫の豚汁レボリューション』(家の光協会)など。
2023年11月29日『私のおいしい味噌汁』(新星出版社)が発売。