日本の水道水の硬度は?

硬水と軟水、どっちがおいしいと感じる?

水を表現するときに、「硬い」「軟らかい」と表現されることがあります。この水の硬さ、軟らかさというのは、水中に含まれるカルシウムとマグネシウムの量によるもので、水の性質を表すもののひとつとして、「硬度」といいます。日本の水道水の硬度はどのくらいなのでしょう。また味に違いはあるのでしょうか?

日本の水道水の硬度は?

硬度とは、水中に含まれるカルシウムとマグネシウムの量を表したもので、いわゆる軟水と硬水を分ける指標を指します。硬度を分類するにはいろいろな基準がありますが、世界保健機構(WHO)の基準では、硬度120mg/L未満が軟水、120mg/L以上が硬水とされています。

では、日本の水道水の硬度を見ていきましょう。

日本の水道水の硬度の割合
日本の水道水の硬度

平成30年度 水道統計 水質分布表(浄水(給水栓水等))平均値によると、日本の水道水は、8,271の計測地点のうち、95%を占める7,917の地点で硬度100mg/L以下の「軟水」と呼ばれるものであることがわかります。さらに、66%にあたる5,514の地点では、硬度50mg/L以下となっています。水の硬度は、地域によって異なり、また表流水、ダム湖沼、地下水など、原水の種類によってもやや異なります。

日本の水道水質基準とは?
日本の水道水質基準

次に日本の水道の水質基準を見ていきましょう。日本の水道の水質基準には様々な項目があります。硬度に関する水道水質基準は、硬度が高いと石けんの泡立ちが悪くなることから300mg/L以下となっており、硬度が低すぎても、水道管に対する腐食性が高くなります。また、おいしさの面から水質管理目標設定項目として、10〜100mg/Lが設定されています。

さらに生活する上でよくある事象としては、「水アカ」があると思います。いわゆる「水アカ」はスケールといい、家電製品(電気ケトルやポットなど)に白く残る物体のことを指していて、これは、水道水に含まれるミネラルが原因とされています。すなわち、硬度が高いと、より「水アカ」が発生しやすくなるということになります。

水の硬度は低すぎても、高すぎても、生活する上で不便が生じるんですね。また、硬度は味に大きく影響するので、おいしさの観点の基準があるのも安心できますね。

では、硬水と軟水、どちらがおいしいと感じている人が多いのでしょうか?ここからは、ブリタが行なった調査でわかった実際の声をご紹介します。

硬水と軟水、どちらがおいしいと感じますか?
硬水と軟水、どちらがおいしいと感じますか?

(n=日常で水を飲む北海道・東京・沖縄在住の20代〜60代の男女841人)

硬水と軟水どちらがおいしいと感じるか?を聞いたところ、39.8%の人が、軟水をおいしいと感じていることがわかりました。


今回、日本の中でも硬度の違う3都道県で水道水のおいしさについても聞いてみました。

日本の中でも軟水地域である北海道と、硬水地域である沖縄、特に硬水でも軟水でもない地域である東京の方に伺いました。

現在居住している地域の水道水はおいしいと感じますか?
現在居住している地域の水道水はおいしいと感じますか?

水道水をおいしいと感じる人の割合は、軟水地域である北海道では75.5%、硬水地域である沖縄では25.3%と、大きく違う結果となりました。

調査の結果、おいしく感じる水は硬度の低い軟水であることがわかりました。硬水地域にお住まいの方が、おいしく水道水を飲むためにおすすめなのが、ブリタの浄水フィルターカートリッジ「マクストラプラス Expert for hot drinks (エキスパート)」(以下エキスパート)です。

エキスパートは温かい飲み物をより美味しく淹れられるカートリッジですが、硬水を軟水に変えることができる機能も持っています。ピュアパフォーマンスに比べて多く含まれている強力なイオン交換樹脂が水道水の硬度をより下げます。

ブリタのカートリッジ「エキスパート」で、水道水の硬度を下げて、おいしい水を楽しんでみてください。


【調査概要】 

調査対象:北海道・東京・沖縄在住の20代〜60代の男女計900人
調査機関:株式会社ジャストシステム
調査方法:インターネット調査
調査期間:2023年5月17日(水)~ 5月23日(火)

※調査結果の数値は小数点以下を適宜四捨五入して表示しているため、積み上げ計算すると誤差がでる場合があります。