ブリタは、世界中のお客様に向けて最高品質の製品をお届けするという、厳格なグローバル企業理念を掲げております。ドイツのみに生産拠点を持つことは、物流、コスト、環境などさまざまな観点において現実的ではないと考え、ブリタはドイツにある生産施設以外にも、イギリスと中国に生産拠点を保有しております。
ブリタは常日頃よりお客様に対する責任を真剣に考えており、50年以上に渡って品質保証と同様に徹底したリサーチと開発を行ってまいりました。ゆえにブリタは、常に高い基準で品質管理をしており、ブリタの浄水器やカートリッジは高品質の製品であることをお客様よりご評価いただいてまいりました。この評価に値する製品の製造は、施設の所在地にかかわらず、行われております。
日本で販売しているいくつかの製品も、中国の生産拠点で製造されています。
私たち ブリタのラボでは、製品の機能や品質の検査を定期的に実施しております。これには、全ての原材料の検査や完成品の検査、製造過程の検査も含まれております。また、3か所の生産施設で利用されている原材料も全て同じものです。
また、センサリー(味覚)科学は、品質管理において非常に重要な役割を担っております。特別に訓練されたメンバーが水の感覚的評価を実施することによって、「おいしさ」に関するブリタの品質基準が達成されている事を保証しています。このような検査が全ての生産拠点で行なえるよう、2017年9月より本部のセンサリー部門のガイドラインに沿った独立した素材管理体制がドイツ、イギリス、中国の生産拠点に設けられております。
過去 2年間で、ブリタでは 20人ほどの従業員が、海外で重要な役割を担っていました。その一例がパトリック・ボラーです。シニアスペシャリストエンジニアである彼は中国に 1 年滞在して蘇州にある当社 5 番目の製造施設でMAXTRA+(マクストラプラス)の新規生産ライン構築を監督しました。
パトリック・ボラーはドイツ本社のメンテナンス部門で働いていたため、ブリタの生産ラインにはすでに精通していました。ですが、彼は中国に赴く前に、さらに技術を集中的に習得するため、新設備の機械メーカーと密接に連絡を取り、旅立つ前の不安を無くす努力も行いました。
ドイツで開発され組み立てられたMAXTRA+生産ラインは60メートルほどの長さがあります。そのマシンを蘇州でも使用するべく稼働試験が無事成功した後に、蘇州への輸送のためにマシンをドイツで解体しました。20 基を超えるコンテナが、2ヶ月ほどかけて運ばれ、さらに、蘇州の工場で約2週間をかけて再び組み立てて使用しています。
「最初は工程上でいくつかの小さな不備がありましたが、そうした問題は現場チームと協力してすぐに解決されました」と、パトリック・ボラーは言います。「中国では自分が想像していた以上に皆の対応が本当に早く、機敏でした。現地では、問題が一晩で解決され、完全性が損なわれることもありませんでした」
こういった取り組みによっても、「ドイツ品質」は全ての生産拠点で担保されています。
ブリタは、浄水フィルターシステムとフィルターカートリッジが食品グレードクオリティである事を証明するために、有名な独立機関であるTÜV SÜD (テュフズード)に依頼しました。TÜV SÜD(テュフズード)は、ブリタの家庭用浄水フィルターとオリジナルブリタフィルターカートリッジの食品グレードクオリティがドイツやヨーロッパの法律に準拠しているという事を定期的に裏付けています。加えて、これら3つの生産拠点は、国際的な品質管理の基準であるISO9001、国際的な環境管理の基準であるISO14001、健康安全管理の基準であるOHSAS18001やISO45001 をそれぞれ取得しております。よって、カートリッジの製造された地域に関係なく、品質という観点で相違がないこと、また品質管理はどの生産拠点でも同一に行われているという事を保証いたします。
従って、我々はカートリッジが製造された地域に関係なく、品質基準に則った品質であるという点において相違はなく、また同一の品質管理を全ての生産施設にて実施しているという事を保証いたします。