スープ作家 有賀薫さんのごちそう鍋レシピ第三弾は、魚介のブイヤベース。ブイヤベースは、素材の旨味がたっぷり濃縮されたまさにごちそう鍋。野菜と魚介の恵みを余すことなくいただきましょう。アクセントにアイオリソースを添えて、〆はチーズリゾット。いつものお鍋に飽きたら、ブイヤベースの出番です。
▼材料(4人分)
【魚介類】
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鯛 2切れ ※たらでもOK
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有頭海老 8尾
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いか 1杯(小ぶりのものなら2杯)
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貝 300g(ムール貝、あさり、はまぐりなど好みで。必要な下ごしらえをしたもの)
【野菜】
- たまねぎ 1/2個
- にんにく 1片
- セロリの茎 1本
- じゃがいも 2個
- トマトジュース 200mL
- ブリタの水 500mL
【調味料】
- オリーブオイル 大さじ2
- 白ワイン 50mL
- 塩 小さじ1/2
- 胡椒 少々
- <ハーブ>サフラン・タイム・ローリエ・パセリ
- <アイオリソース> マヨネーズ 大さじ4 にんにく 1片(すりおろす)唐辛子粉少々
〆はごはんととけるチーズでリゾットに!
1:材料を下ごしらえする
(野菜を切る)たまねぎとセロリ、にんにくはみじん切り。じゃがいもは皮をむいて1㎝幅に切る。
(魚介の下ごしらえ)鯛は薄く塩をふって(分量外)10分ほどおき、ペーパーなどで水気をふきとり食べやすく切る。いかは内臓をとって輪切りに。貝はこすって洗う。海老はひげを切って背ワタをとる。
(ハーブとソース)サフランをぬるま湯少々につけておく。ソースの材料を混ぜておく。
2:野菜を煮込んで鍋スープをつくる
鍋にオリーブオイル、たまねぎ、セロリ、にんにくを入れて中火にかけ、炒める。香りが出たら白ワインを加えて1分煮てアルコールを飛ばし、じゃがいも、ローリエ、タイム、トマトジュースとブリタの水を加えて沸騰後10分ほど煮る。
3:魚介類を煮込む
塩小さじ1/2とサフラン(つけた水ごと)を加え、魚介類を並べ入れ、ふたをして5分ほど煮込む。貝の口が拓いたら、アクをとって塩胡椒で味をととのえる。
身が硬くなってしまうので、魚介はあまり煮込まないことがポイントです!
器に盛り、みじん切りのパセリをふってソースを添える。
この鍋の〆はチーズリゾット!
残った鍋から具を取り除いてごはんを加え、煮込む。溶けるチーズを加えてふたをして少し蒸らす。
レシピ提供:有賀 薫 スープ作家
約10年間3500日以上、毎朝作り続けたスープを土台に、シンプルで作りやすいスープのレシピと暮らしの考え方を各種メディアで発信中。雑誌・ウェブメディアの連載多数。著書に『スープ・レッスン1.2』(プレジデント社)、『朝10分でできる スープ弁当』(マガジンハウス・2020年レシピ本大賞入賞)、『有賀薫の豚汁レボリューション』(家の光協会)など。
2023年11月29日『私のおいしい味噌汁』(新星出版社)が発売。