いよいよ2021年の新生活シーズン、今春に身に付けたい習慣に関する調査を行いました。新習慣を身に着けたいと思っている人は58.0%と半数以上の人が、なんからの新習慣を身に着けたいと考えていることがわかりました。
調査の結果、身につけたい新習慣、1位は「健康や美容に関する習慣」という結果に。
具体的には、「運動」「睡眠」に続いて「こまめな水分補給」の習慣を身につけたい人が多くいることがわかりました。
そこで、「こまめに水分補給をする習慣をつけたい」と回答した人に、目的をきいてみたところ、健康増進、新陳代謝の向上、便秘改善、血液をきれいにする、などの声が挙がりました。
健康や美容効果を高めるために必要な水分摂取量と水分摂取頻度について、工藤先生に伺いました。
健康や美容効果を高めるために必要な一日あたりの水分摂取量の目安は、1日あたり1.5~2L程度で、一気に飲むのではなく、コップ1杯程度の量を1~2時間おきぐらいに分けて飲むと良いでしょう。
春は気温の変化が激しく、体温調節するための体の準備も十分ではないため、知らず知らず脱水になる可能性があります。
また、入学や就職、新しい部署への異動など、生活環境の変化も目まぐるしくなります。早く新しい環境に慣れるために体調を無視して熱中してしまい水分摂取不足に———なんてことも。
新しい環境下で緊張による発汗や呼吸の増加で脱水が起こることもありますので、特に注意が必要です。
春は変化の季節でもあります。自分の身体を過信せず、丁寧に向き合っていきましょう。
工藤 孝文
内科医。統合医療医。福岡大学医学部卒業後、アイルランド、オーストラリアへ留学。
現在は、自身のクリニック:福岡県みやま市の工藤内科で地域医療を担っている。専門は、糖尿病・高血圧・脂質異常症・肥満症などの生活習慣病で、また、西洋医学と東洋医学合わせたハイブリッド治療に定評がある。NHK「ガッテン!」日本テレビ「世界一受けたい授業」フジテレビ「ホンマでっか!?TV」などテレビ出演多数。厚労省が推進している『健康のため水を飲もう』をスローガンに水と健康の基本情報の啓発活動にも力を注いでいる。
日本内科学会、日本糖尿病学会、日本肥満学会、日本東洋医学会、日本抗加齢医学会、日本女性医学学会、日本高血圧学会、日本甲状腺学会、小児慢性疾病指定医。
【調査概要】 調査対象:全国の20代〜60代の男女計593人調査方法:インターネット調査 調査期間:2021年3月16日(火)~3月18日(木)
※調査結果の数値は小数点以下を適宜四捨五入して表示しているため、積み上げ計算すると誤差がでる場合があります。