ブリタセンサリーラボは、マーカス・ハンカマーCEOのもと、2015年11月にテイスティングルームが建設され、2016年2月にはプレップ・ルームとなりました。ラボでの研究は、研ぎ澄まされた感覚が必要です。そのため、テスターの集中力を削がないよう、また知覚に影響を与えないように、室内のインテリアは自然色の壁や家具、安定した照明などが配置されています。
ブリタセンサリーラボの設立は、シニアマネジャーのビルギット・コーラーの夢でもありました。ビルギット・コーラーは、ドイツでも数少ない水ソムリエの一人で、食品化学にも精通しているスペシャリストです。 ラボの設立はブリタの水の歴史においても大きな出来事で、今後さらに美味しい水を追求できる環境が整いました。
おいしい水の科学
品質向上のために、プロフェッショナルテストで改善策を見出だしていく
ブリタセンサリーラボから生まれる、おいしい水の可能性
ブリタ製品のろ過水の試飲は、ブリタセンサリーラボで行われています。毎日同じ環境でテイスティングすることが重要で、自然光を遮って安定した人工的な照明を配置、インテリアは最小限にとどめるなど工夫が施されています。
ブリタセンサリーラボの設計には、シニアマネジャーのビルギット・コーラーも関わっています。テイスティング・ルームは、一度に12人までテスターを収容することができ、テストブースがそれぞれ設けられています。集中して作業できる環境であると同時に、テスター同士が意見交換しやすい工夫が施されています。
そして、「何を、どのように改善したら、美味しい水を届けられるのか」。プロフェッショナルなテストを何度も繰り返し、科学的根拠から品質向上のための理論を導いています。
検証の積み重ねと探求
ブリタセンサリーラボに所属するシニアマネージャーのビルギット・コーラーは、「何十年もの間、私たちは水の味について探求し話し合ってきました」と話します。さらに、テストチームのリーダーのアレクサンドラ・メルツが、「水の品質テストはすべて自分たちで行い、測定を続けデータを収集しています」と続けます。
水の品質テストの結果は、ブリタ関連のビジネスユニットとも共有され、様々なプロジェクトや製品に横展開されています。その過程でさらに水の味は改善され、多くの利用者が美味しい水を楽しめるようになっています。
また、ブリタは、各国の知覚専門家との交流も積極的に行っています。分析結果や専門家との交流で得られた知識は、ブリタのコア・コンピタンスのひとつとなっています。